このブログは、ふたりのWebライターと業界歴30年のキッチンデザイナーHamaさんとの対話により、“キッチンに関する様々な疑問を解決する”ことを目的としています。ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
HamaさんもWebライターも架空の人物イメージです。それぞれの簡単なプロフィールは以下の通り。
※画像はAIで作成したイメージです
▼ キッチンデザイナー

Hamaさん
業界歴30年のベテランキッチンデザイナー。複数のプロダクトブランドを運営しているほか、住宅・インテリアのコンサルティングも手掛ける。
▼ Webライター
今回は蘭子が「オーダーキッチンでのシンク選び」についてHamaさんに質問してみました!
オーダーキッチンでのシンク選び

こんにちは!Hamaさん。マイホームを新築するときにオーダーキッチンを検討しているのですが、特にシンク選びで悩んでいます。アドバイスをいただけますか?



蘭子さん、こんにちは。オーダーキッチンではシンクも自由に選べることが多いので、シンクに着目されているのはとてもいいことだと思います。シンクひとつでも、キッチンの満足度に大きな違いが出ると言われているんです。ぜひ一緒に考えていきましょう。



よろしくお願いします!
オーダーキッチンとは





まず、オーダーキッチンとはどういったものか、詳しく説明していただけますか?



はい、オーダーキッチン(造作キッチンとも言われます)についてお話ししますね。オーダーキッチンとは、住宅の間取りや利用者のライフスタイルに合わせて、一から設計・製作されるキッチンのことです。



オーダーキッチンと対比になるのはシステムキッチンですよね?システムキッチンだとサイズや形状、素材などが限定されているので、特別な要望がある場合には対応が難しい場合があるということですね。



そうです。システムキッチンに対し、オーダーキッチンは自由にレイアウトを決められるので、デッドスペースを活用したり、こだわりの素材を使用したりと、自分らしくとことんこだわったキッチンを実現できるのが大きな魅力です。



いいですね!



また、収納スペースも自由に設計できるので、ストックする食材の量や調理器具の大きさに合わせて、より使いやすく効率的なキッチンを実現することができるんです。



なるほど、オーダーキッチンはシステムキッチンに比べて自由度の高いカスタマイズ性が魅力なんですね。



その通りです。ちなみにシステムキッチンの場合、シンクを選ぶということ自体が一般的ではありません。気に入ったシンクをキッチンメーカーが採用していればいいのですが、多くの場合はそうではないので。



そうなんですね!ではシンク選び自体がオーダーキッチンならではの楽しみのひとつでもあるということですね!



︎そういうことになりますね。自由度が高い分、オーダーキッチンは設計から製作まで時間がかかるのと、細部までこだわると予算が膨らみがちなので、優先順位を決めてコストとのバランスを考えることも大切です。



オーダーキッチンのメリットとデメリットがよくわかりました。理想のキッチンを実現するためには、しっかりと計画を立てる必要がありそうですね。
シンク選びの基本





オーダーキッチンでのシンク選びで、まず押さえておくべきポイントは何でしょうか?



シンク選びの基本は、使い勝手と掃除のしやすさです。シンクの大きさや深さ、素材などは自分のスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。もちろん見た目も重要ですが。



素材選びは難しそうです。どのような素材があるのでしょうか?



シンクの素材は、ステンレスが一般的ですが大理石やクォーツなども人気があります。それぞれ特徴があるので、キッチンの雰囲気や使い勝手を考えて選ぶのがおすすめです。
オーダーキッチンならではのシンク





オーダーキッチンならではのシンクの特徴はありますか?



オーダーキッチンなら、オリジナリティあふれるシンクを実現できるのが大きな魅力です。例えば、天板と一体化したシームレスなシンクや、二段シンクなど、既製品では難しいデザインが可能です。また、シンクの位置や大きさも自由に設計できるので、使い勝手を追求したレイアウトが実現できますよ。



やりたいことがたくさん思い浮かんできました(笑)ウキウキしてきますね!オリジナルの理想的なシンクを追求できるのは、やはりオーダーキッチンならではですね。



そうですね。ただし自由度が高い分、失敗のリスクもあります。シンクは後からの変更が難しいので、しっかりと検討しなければなりません。キッチンの使い方や動線、メンテナンス性など、様々な角度から考えることが重要ですよ。
オーダーキッチンにおけるシンクの予算





予算も気になるところです。オーダーキッチンは高額になりがちとのことですが、シンクに関してはどうでしょうか?



シンクは、オーダーキッチンの中でも比較的コストを抑えられる部分だと思いますよ。素材や大きさによってもちろん価格は変わりますが、キッチン全体の中で考えたら、機能性とデザイン性を妥協せずにシンクを選べると思います。



そうなのですね!参考までに、キッチン全体の予算の中で、シンクの占める割合はどれくらいが理想的でしょうか?



通常のキッチンであればキッチン全体の5~10%程度でしょうか。ただオーダーキッチンの場合は、キッチン全体の価格が一般的なシステムキッチンよりも高額になりますので、割合というと難しいですね。
キッチン全体の予算の中でシンクが大きな比率を占めるということはほとんどないと思いますので、思い切って理想のシンクを採用してみてもいいかもしれません。



なるほど。そもそもオーダーキッチンにおいてシンク単体の予算がそこまで大きな比率にはなりづらいのであれば、こだわりを優先しても大丈夫そうですね!



はい、その通りです。素材や質感にこだわるのか、形や大きさにこだわるのか、使い勝手にこだわるのか、それぞれの好みがあると思いますが、オーダーキッチンであればシンク選びの幅も広いので、いろいろなシンクを見て触ってみるといいと思います。



なるほど。



繰り返しになりますが、オーダーキッチンの場合はキッチン全体の中でどの部分にこだわりたいのかを明確にしておくことが重要です。



キッチン全体のバランスを考えながら、理想のシンクを探してみます!
BLANCOシンクという選択肢





さて、今回はオーダーキッチンでのシンク選びについてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?



オーダーキッチンならではの自由度の高さと、それを生かしたシンク選びのポイントがよくわかりました。特に、素材や形状、大きさなど、自分のライフスタイルに合わせて選べるのはいいですね。



はい、オーダーキッチンの大きな魅力は、自分らしさを追求できることです。シンクは、キッチンの中でも特に使用頻度が高く満足度に影響しやすい部分なので、慎重に選ぶことが大切ですね。



予算のバランスをあまり考えなくて良さそうな点は嬉しいです。キッチン全体のバランスを考えながらも、シンクにこだわりたい部分を追求していきたいと思います。



あとから後悔することのないように、しっかりと計画しておきましょうね。



ありがとうございます。ところで、以前Hamaさんに教えていただいた「BLANCO」のシンクはオーダーキッチンとの相性はどうですか?



BLANCOのキッチンシンクは豊富なラインナップがあり、用途に合わせて3モデル6サイズ、7カラーから選べます※ので、オーダーキッチンにもとてもおすすめですよ。※2024年8月現在



そうだと思ってました!色やサイズのバリエーションが豊富ということは、どんな天板や雰囲気にも馴染むでしょうし、むしろオーダーキッチンにぴったりなシンクとも言えますよね。



その通りです。しかもBLANCOのクォーツシンクは、キッチンシンクに最適化して独自開発された【シルグラニット】という素材を使用しています。
キズや汚れのつきにくさ、食材の酸や薬品に対する耐性、思わず触れたくなるやさしい質感など、オーダーキッチンの自由度の高さを生かした上で、使う人の満足感を高められる最上レベルのシンク素材だと思います。
ぜひ、BLANCOの製品も選択肢のひとつに入れてみてください。



帰ったらさっそく、BLANCOの公式HPをチェックしてみます!今日は本当に勉強になりました。ありがとうございました!