登場人物紹介
この記事は業界歴30年のキッチンデザイナーHamaさんに監修いただき、“キッチン(主にシンクまわり)”に関する情報をお届けしています。ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
Hamaさん自体は架空の人物イメージですが、実在するキッチンデザイナーが監修していますのでご安心ください!
※人物画像はAIで作成したイメージです
▼ Hamaさん

業界歴30年のベテランキッチンデザイナー。複数のプロダクトブランドを運営しているほか、住宅・インテリアのコンサルティングも手掛ける。
▼ たまに出てくるWebライター
なお、HamaさんはドイツのBLANCOというメーカーのシンク・水栓等を取り扱っています!
ぜひタフで美しいBLANCOのシンクもチェックしてみてください!

こんにちは。キッチンデザイナーのHamaと申します。今回はキッチンの雰囲気づくりに欠かせない、シンクのデザインについてお伝えします。
毎日使うものだからこそ、デザイン性と機能性の両方を兼ね備えているシンクを選びたいものです。
自分のライフスタイルに合ったシンクを見つけることで、キッチンがより快適な空間になります。
この記事では、シンクのデザインがキッチンに与える影響や選び方、トレンドを紹介します。
理想のキッチンを目指して、シンクのデザインを考えてみましょう。
シンクのデザインにこだわることによって何が変わる?


まずは、キッチンシンクのデザインがキッチン全体に与える影響を見ていきましょう。
キッチンやお家の雰囲気
キッチンの雰囲気は、シンクのデザインによって印象が変わることもあります。
最近では、オープンキッチンの増加に伴い、シンクをインテリアの一部として捉え、色合いや質感にこだわるユーザーが増えています。
例えばシンクの色を天板と合わせれば、統一感のあるスッキリしたコーディネートになります。
一方、あえて天板と対照的な色やデザインのシンクを選ぶことでキッチンにアクセントを加え、個性的な空間を演出することも可能です。
調理のしやすさ
シンクのサイズや形状は、料理の下準備や調理中の作業のしやすさに影響を与えます。
広めのシンクは食材の下処理や食器洗いがスムーズに行えます。
一方小さめのシンクは天板を広く使えるので、調理作業がしやすくなります。
食洗機を活用すれば洗い物が減らせるので、コンパクトなシンクを選ぶという方法もアリです。
熱に強いシンクを選べば、熱湯も気にせず流せます。
調理のしやすいキッチンは、快適でストレスのない生活を実現してくれます。
お手入れのしやすさ
お手入れのしやすさは、キッチンの衛生環境を保つ上で重要なポイントです。
広めのシンクは、大きな鍋やボウルもすっぽり収まるので、洗い物がスムーズに進みます。
また、毎日の掃除を楽にするためには、汚れがつきにくい素材を選ぶことも大切です。
例えば、クォーツシンクは使える洗剤や掃除道具を選ばないので、お掃除の労力を大幅に軽減できます。
シンク素材選び次第でお手入れのしやすさも変わり、キッチンを清潔&快適に使えます。



やっぱりキッチンはキレイに保ちたいから、お手入れのしやすさってとても大事だと思うわ。
シンクのデザイン選びで考慮すべきポイント


キッチンシンクを選ぶときは、さまざまな要素を考慮する必要があります。
ここでは、シンク選びの重要なポイントを解説します。
どの素材にするか
シンクの素材は、デザインだけでなく、耐久性や手入れのしやすさにも影響します。
代表的な素材には、ステンレス、人工大理石、ホーロー、クォーツなどがあります。
それぞれの特徴は以下のとおりです。
- ステンレス
-
耐久性が高く、熱にも強いが、キズがつきやすい。
- 人工大理石
-
色が豊富で熱にも強いが、キズがつきやすい。
- ホーロー
-
色が豊富で熱やキズに強いが、ぶつけた際に欠けやすい。
- クォーツ
-
色が豊富。熱、キズ、洗剤にも強く、お手入れしやすい。
素材ごとに特徴が異なるため、自分のライフスタイルや好みに合わせて選ぶ必要があります。



素材が変わるとイメージだけでなく質感や使い勝手も変わるので個人的には素材の違いには注目しています。
シンクと天板の関係にも注目してください。
例えば、ステンレスや人工大理石で見られる天板と一体型のシンクは、継ぎ目がないので汚れも溜まりにくく、見た目もスタイリッシュです。
ただし適材適所の考え方もあります。
天板にはコーディネートという役割もあるためステンレスや人工大理石だと思った通りのコーディネートができない場合もあります。
天板とシンクをそれぞれ最適な素材で組み合わせるのもおすすめの方法です。
お家の雰囲気やキッチン全体のバランスを考慮して決めると良いでしょう。
オーバーシンクとアンダーシンクの違い
あまり気にしたことがないかもしれませんが、キッチンシンクは設置方法の違いによって2つのタイプがあります。
ひとつめは【アンダーシンク】です。
アンダーシンクは、一般的に多く使われるシンクの設置方法です。
天板の下に取り付けられており、天板に残った水や汚れをシンク内にサッと落とすことができるため、お掃除がしやすい特徴があります。その反面、天板とシンクの接合面の汚れが気になるという場合もあります。
ふたつめは【オーバーシンク】です。
オーバーシンクは、日本ではあまり普及していませんがヨーロッパをはじめとする海外ではアンダーシンクよりも一般的に普及しているシンクの設置方法です。
天板の上から被せるように設置するため、汚れが気になってしまう天板とシンクの接合面がシンク開口部の内側にありません。簡単に設置交換ができるため設置工事が簡単にできるというメリットもあります。
アンダーシンクは天板の選択肢が広がる点も大きな違いです。
メラミンや天然目、タイル貼り天板などをお考えでしたら、オーダーシンクにもぜひ注目してみてください。
水栓との相性


キッチンに不可欠な水栓。
水栓は、キッチンの印象を大きく左右します。
色や質感、形状など、デザインによってキッチン空間のコーディネートの雰囲気が大きく変わります。
また、水栓の機能性にも注目してみてください。
タッチ式やセンサー付きの水栓は、手を触れずに操作できるため、衛生的で利便性が高まります。
さらに、音声認識機能を搭載したIOT化された水栓も登場しており、手が塞がっている時でも声で水の出し止めができます。
シンクと水栓の相性を考えながら、デザインと機能性のバランスが取れた製品を選ぶことが、使い勝手の良いキッチンづくりのポイントです。
メーカーによって多様なデザインと機能を持つ水栓が提供されているので、自分のライフスタイルに合った最適な組み合わせを見つけましょう。



今の時代、水栓もいろいろなデザイン・機能があるので、ショールームとかで見てるとどれも欲しくなっちゃうのよね。
最新のシンクデザインのトレンド


最後に、現在人気のあるシンクデザインをいくつかご紹介します。
安定のステンレスシンク
ステンレスシンクは根強い人気があります。
見慣れた素材でもあるためどんなキッチンにも合わせやすいのもポイントです。
また、ステンレスシンクは熱や汚れに強いため、メンテナンスも簡単でコストも比較的安価です。
ステンレス製のシンクは、コストや使い勝手の良さを重視する人には最適なシンクといえます。
注目素材のクォーツシンク
シンクに個性を出したいという人に人気があるのが、クォーツシンクです。
天然石を原料とする美しい質感やコーディネートに最適なカラーが特徴で、キッチンに高級感をもたらします。
また、クォーツシンクは傷や熱に強く、優れた使い勝手も魅力の一つです。
デザイン性と機能性を兼ね備えたクォーツシンクは、キッチンのアクセントとしても注目されています。
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BLANCOのクォーツシンクは【シルグラニット】というシンクのために開発された独自のクォーツを使用していて、豊富なカラーバリエーションと温かい質感が最近とても人気なんだって。
まとめ
シンク選びは、キッチン全体の雰囲気だけでなく日々の使い勝手や作業効率にも目を向けてみてください。
素材や形状、水栓との相性、レイアウトとのバランスを考慮し、最適なシンクを選ぶことが重要です。
さらに、最新のトレンドを取り入れることで、より魅力的で機能的なキッチンを作ることができます。
ぜひこの記事を参考に理想のシンクを選んでみてください!