登場人物紹介
この記事は業界歴30年のキッチンデザイナーHamaさんに監修いただき、“キッチン(主にシンクまわり)”に関する情報をお届けしています。ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
Hamaさん自体は架空の人物イメージですが、実在するキッチンデザイナーが監修していますのでご安心ください!
※人物画像はAIで作成したイメージです
▼ Hamaさん

業界歴30年のベテランキッチンデザイナー。複数のプロダクトブランドを運営しているほか、住宅・インテリアのコンサルティングも手掛ける。
▼ たまに出てくるWebライター
なお、HamaさんはドイツのBLANCOというメーカーのシンク・水栓等を取り扱っています!
ぜひタフで美しいBLANCOのシンクもチェックしてみてください!
日本ではステンレス製のキッチンシンクが主流ですが、海外ではカラーシンクを採用するキッチンが珍しくありません。
近年、日本でも国内外問わずカラーシンクを取り入れ、自分好みのキッチンをつくる方が増えてきました。
シンクにカラーバリエーションという選択肢があることによって、キッチンづくりが楽しくなります。
シンクのカラー選びに興味をお持ちの方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
そもそもなぜステンレスシンクが多いのか
日本では一般的にステンレスシンクが使われています。
まずは、主流であるステンレスシンクの特徴と選ばれる理由を見てみましょう。

日本のキッチンシンクと言えば、ほとんどがステンレスのイメージですね!



たしかにそうね。なぜステンレス製のシンクが多いのかしら?
錆びにくい


ステンレスは、クロムという成分を含んでいます。
クロムは鉄よりも酸化しやすく、表面に酸化被膜(不動態被膜)を形成します。
この酸化被膜があることにより表面に傷が付いてもすぐに再生し、錆びにくくなります。
ただし、表面に酸やアルカリなどの強い成分が付着していると、酸化被膜の形成が阻害されて部分的に錆びてしまうことがあります。
丈夫で耐熱性に優れている


ステンレスシンクは熱に強く、ある程度の衝撃に耐えられる丈夫さを備えています。
熱湯の入った鍋や熱いフライパンを置いてしまっても、短時間であれば変色や破損の心配も要りません。
ただし、金だわしなどでゴシゴシとこすってしまうと細かな傷は付いてしまいます。
価格がリーズナブル
ステンレスシンクは、他の素材と比較してリーズナブルな価格設定になっています。
これは流通量が多いことと、素材自体の価格が安価であるためです。
上記の通り、リーズナブルかつ必要十分な丈夫さを持っていることがステンレスの特長であり、シンク素材にステンレスが選ばれる理由であると言えます。
シンクのカラーバリエーションがもたらすメリット
シンクにカラーバリエーションを求めるとなると、ステンレスで実現するのは難しくなります。
ではそもそもシンクにカラーバリエーションがあると、どんなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、主なメリットを2つ紹介します。



色を選べるシンクなんてあるんですか?



最近だと素材によっては自分好みの色を選べる”カラーシンク”というものがあるみたい!
キッチンの雰囲気づくりに役立つ


シンクはキッチンパーツの中でもサイズが比較的大きいため、天板との組み合わせによってはコーディネートに影響を与えます。
シンクの色は、キッチン全体の雰囲気を左右するということです。
ですので、天板や扉に合わせてシンクの色も選ぶことで、より統一感のある空間を実現できます。
ホワイトやベージュなどの明るめのシンクは清潔感、グレーやブラックの暗めのシンクは高級感を演出しやすいと思います。
こだわりのキッチンを実現できる


「個性が出せるシンクの組み合わせはないかなぁ・・・」
と思った時は、カラーシンクで個性的な組み合わせを目指してみてもいいかもしれません。
意外な組み合わせが個性的な空間づくりにつながることはよくあります。
カラーシンクによって作られたこだわりのキッチンは、”キッチンにいることの満足感”を高めるだけでなく、暮らしそのものに彩りを添える役割も果たしてくれます。
クォーツシンクのカラーバリエーション
最近カラーバリエーションの豊富さで注目を集めているのが“クォーツシンク”です。
クォーツシンクはタフで使い勝手が良いことに加え、温かな質感と豊富なカラーバリエーションが人気です。



出ました!クォーツシンク!僕も注目してたんです!



最近よく聞くようになってきたわね。日本でも採用され始めているのかしら?
クォーツシンクのメリット
クォーツシンクのメリットとしては以下が挙げられます。
耐久性の高さ
クォーツシンクは、とにかく耐久性に優れています。
丈夫で日常的な使用による摩耗や傷に強いのが特徴です。
クォーツシンクを使ったキッチンはお手入れも簡単で、長期間に渡り美しさを保てます。
汚れや傷がつきにくい
食べ物や飲み物の汚れが染み込みにくく、清潔感が保てるのもクオーツシンクの特徴です。
静音性に優れている
クォーツシンクは静音性に優れています。
クォーツシンクは厚みがあるため、音の発生が抑えられており、他の素材と比べて心地よいキッチンを実現できると言えます。
クォーツシンクで選べるカラー
ここでは一例として、Hamaさんオススメのドイツ【BLANCO】のクォーツシンクではどんなカラーを選べるのかをご紹介します。


ここ数年で天板の選択肢が大きく増え、いろいろな素材、デザインから選べるようになった反面、そこに合わせるシンク選びに迷うシーンが増えていると感じます。
これまでに倣ってステンレスを選ぶも良し。はたまた人工大理石も気になる、と。
ただし、シンクを”色で”選ぼうとしたときに最も有力な候補はクォーツシンクです。
例えば、黒や ダーク系のカラーを選ぶ場合、傷には注意が必要です。クオーツシンクは傷がつきにくい特徴がある ため、安心して濃色を選べます。
BLANCOのクォーツシンクは、同系色で揃えるブラックコーデやモノトーンコーデだけでなく、石やモルタル、木などの天板にも合わせやすいニュアンスカラーのカラーバリエーションも豊富に揃います。
またシンクと水栓を同じ色で揃えられるのも大きなポイントです。シンクと水栓を同色で揃えれば、ごちゃごちゃしやすいシンク周りがスッキリまとまり、天板の素材感や風合いがグッと引き立ちます。



BLANCOのシンク・水栓について詳しくは公式サイトでもご確認いただけます。
まとめ
クォーツシンクは、キッチンシンク素材の新たな選択肢として注目されています。
豊富なカラーバリエーションから選ぶことができるので、天板やインテリアに合わせた自分好みの雰囲気をつくりやすく、キッチンをより魅力的な空間へと導くことができます。
シンクの色にこだわりたい、と思った際にはぜひクォーツシンクを検討してみてください。