このブログは、ふたりのWebライターと業界歴30年のキッチンデザイナーHamaさんとの対話により、“キッチンに関する様々な疑問を解決する”ことを目的としています。ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
HamaさんもWebライターも架空の人物イメージです。それぞれの簡単なプロフィールは以下の通り。
※画像はAIで作成したイメージです
▼ キッチンデザイナー

Hamaさん
業界歴30年のベテランキッチンデザイナー。複数のプロダクトブランドを運営しているほか、住宅・インテリアのコンサルティングも手掛ける。
▼ Webライター
今回は蘭子が「キッチンシンクのお手入れ」についてHamaさんに質問してみました!
キッチンシンクのお手入れ

常日頃からキッチン、特にシンク周りをいつも清潔にしておきたいと思っているのですが、正しいお手入れの方法があまりよく分からなくて…。



シンクやその周りがきれいだとそれだけでキッチン全体が美しく見えるから不思議ですよね。



はい、そんな美しいキッチンに憧れています(笑)
シンクはやっぱりマメなお手入れが必要ですよね?



そうですね。お手入れを怠ると衛生面が悪化するのはもちろん、シンク本来の素材や色が損なわれてしまいます。
こまめなお手入れを習慣とすることで、キッチンシンクは長持ちしますよ。



シンクの素材によってお手入れ方法が違ったりするんですか?



基本はどの素材のシンクでも一緒ですが、素材ごとに気を付けた方がいいこともありますね。今回はそれぞれの素材の特性を踏まえて、正しいお手入れ方法を詳しく説明しますね。



ありがとうございます!ぜひ、詳しく教えてください。



はい、お悩みを解決できるよう頑張ります。いつもピカピカのキッチンシンクを目指しましょう。
キッチンシンクが汚れる原因





キッチンシンクが汚れる原因には、どのようなものがあるのでしょうか?



キッチンシンクが汚れる主な原因は、食材や調理くずの付着、水垢や石鹸カスの蓄積、そしてサビや変色の発生ですね。



ふむふむ、具体的には…?



料理の際に食材のカスや油は、少なからず付着してしまいます。また、水道水に含まれるケイ酸や無機質成分が蓄積すると水垢が発生します。石鹸カスは脂肪酸ナトリウムと水中のカルシウムイオンが反応してできてしまい、金属素材であれば湿気によってサビも出てきます。



…なるほど。日常的な調理や洗い物の中で、知らず知らずのうちにシンクが汚れてしまうんですね。



そうなんです。でも汚れの原因を理解することで、ある程度は予防ができます。調理が終わったあとには汚れを残さないよう水をしっかり流すことで、汚れの蓄積を減らせます。
キッチンシンクのお手入れをしないとどうなる?





もし、キッチンシンクのお手入れを怠るとどうなってしまうのでしょう?



お手入れを怠ると雑菌が繁殖して衛生面が悪化します。また、キッチンの美観が損なわれ、汚れが新たな汚れの付着を促進してしまうため汚れが蓄積しやすくなります。



見た目の悪さは汚れやすさでもあるんですね。こまめなお手入れの大切さが良く分かりました。



そうですね。毎日使うキッチンシンクだからこそ、定期的なお手入れが欠かせません。汚れを放置しないことで美しいシンクを保てるのです。



素材によって、お手入れ方法も変わってくるんでしたっけ?



どの素材のシンクでもスポンジなどで掃除することが基本のお手入れですが、素材ごとの注意点もあります。詳しく説明していきますね。
素材ごとのお手入れ方法





キッチンシンクのお手入れの基本は、毎日使ったあとに柔らかいスポンジと中性洗剤で洗い、しっかりと水で洗い流すことです。忙しくて毎日は難しいという方でも、定期的に掃除をしたいですね。



たしかに私も毎日は難しいかも…。シンク素材別のお手入れ方法について、基本的な方法と注意点を教えてください。



はい、まずよくあるステンレス製シンク。ステンレスは塩素に弱いことが知られています。塩素系の洗剤を使った後には洗い残しがないように、しっかり水で流すことを心掛けましょう。また小さな傷もつきやすいので金だわしなどで、ゴシゴシ磨くのはNGです。



ホーロー製シンクはどのようにお手入れすれば良いでしょうか?



ホーロー製シンクは、表面がガラス質でコーティングされているため、傷つきやすく衝撃にも弱いです。ハイターなど塩素系漂白剤を使うと、つやを失ってしまうことがあるので使わないでおきましょう。基本的に中性洗剤を使用し柔らかいスポンジでやさしくこすり洗いしてください。



人工大理石やクォーツシンクはどうでしょう?



人工大理石は傷つきやすいので、硬いブラシや研磨剤は使わないように注意が必要です。また、人工大理石も漂白剤は向いていないので使用は控えてくださいね。



一方、クォーツシンクは傷つきにくく、熱にも強いです。そもそも汚れが付きにくいといった特徴があるので、基本的に中性洗剤と柔らかいスポンジでかなりきれいになります。カルキ跡が気になる場合はクエン酸系の洗剤を使って頂いても大丈夫です。ただし金属部品に影響が出る場合がありますので、使用後はたっぷりと水で流し洗剤の残留がないようにしてください。



素材ごとの違いを理解すると、より適切なお手入れができそうですね。



その通りです。基本的なお手入れ方法は同じでも、素材ごとの特性を知り、それぞれに合ったお手入れをすることがキッチンシンクを美しく保つ秘訣なんです。
キッチンシンクを長く使うためにも、素材に合ったお手入れ方法を実践することが大切ですよ。
BLANCOという選択肢







世界最大級のシンクブランドとして知られているBLANCO(ブランコ)のシンクはクォーツシンクに分類され、シンクに最適な【シルグラニット】という独自素材が使われています。



独自素材。なんだかすごそうですね!
傷や汚れに強くて、お手入れがしやすいシンクなんですか?



そうですね。高硬度で傷に強いのも特長の一つなのですが、やはり「汚れがつきにくい」「お手入れがしやすい」というお声がとても多いです。あと、ちょっと伝わりにくいかもしれませんが、見た目にも手触りも磁器の食器のような優しい質感です。



シンクの質感…。あまり意識したことがなかったです。
実施にどんなラインナップがあるのか見てみたいです。



BLANCOのシンクには豊富なカラーバリエーションもありますので、詳しくはBLANCOシンクの公式HPを見てみてください。



ありがとうございます。すぐにチェックしてみます!



さて、今回はシンクのお手入れについてお伝えしてきましたが、お役に立てましたでしょうか?



はい。シンクはキレイに長く使うために、基本は毎日汚れが付かないようにスポンジで洗い、水気を取っておくことが大切ということがわかりました。そして素材によって適切なお手入れが必要ということですね。



はい、素材によってちょっとした特性の違いがあるので定期的な掃除の際には気を付けながらお手入れをし、いつでも美しいキッチンを目指してください。



ありがとうございました。次回もまたよろしくお願いします!